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レデックス株式会社・メルマガ:報告:篁一誠講演 自閉症の人への支援:生活場面のデザイン・1前半

篁一誠講演 自閉症の人への支援:生活場面のデザイン | レデックス株式会社

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■ 報告:篁一誠講演 自閉症の人への支援:生活場面のデザイン
■ 連載:聴かせることができなければ、魅せることはできない
■ 書籍:メリットの法則
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■ 報告:篁一誠講演 自閉症の人への支援:生活場面のデザイン・1
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東京都自閉症協会が、自閉症の人への支援*第3回として2014年2月17日に江東区文化センターで行った篁一誠先生の講演会レポートです。

[1] 生活空間の整理
1.変化と不変
「こだわらせているのは周囲」という印象的な言葉で講演は始まりました。自閉症の人は記憶力が優れており、自分のとった行動を記憶しています。さらに予測 できないことを嫌うため、同じパターンが3回繰り返されると、安心して行えるパターンとして、それを選択するようになります。例えば、道順や食事など、 様々な場面でそれが発生します。それが、こだわりが生まれるメカニズムというのが、40年以上に渡って自閉症の人の生活支援を続けてきた、篁先生の見解で す。ですから、大切なことは「順番に教える、が、時にその順番をこわす」ということになります。

2.食事の工夫、トイレットトレーニングの工夫
自閉症の人(子)に対し困ることでもっとも多いのは手づかみで食べることです。小さい時は、食器がうまく使えないので、おにぎりを用意するなど、手づかみ で食べることを何度か繰り返すと、このこだわりが発生します。それを避けるには、食卓に座って食べる場合は必ず、食器を使うことにして、それが難しい時は 食卓を離れ、床にすわるなどして手で食べるようにすることです。

自閉症の人ばかりでなく、トイレットトレーニングが今の子どもたちに難しくなっているのは紙おむつの使用が原因です。布のおむつの時代は、便が出ると不快になるので、それを避けようとしてトイレを知らせることを覚えます。

もうひとつ、洋式便器の問題があります。大人用の便器に子ども用の便座を載せて使用することが日本では一般的ですが、その方法だと足が浮いた状態
なので、いきむのが難しいのです。長く洋式便器を使っている欧米では、子ども用の便器が用意されていることが多く、それだと子どもも足が床につい
た状態なので、いきむのが用意です。日本で、トイレットトレーニングをするには「おまる」を使うのがよいのです。




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